引越は大変!
※1ヶ月くらい前の話になっちゃうけど、ご勘弁
やべえわ、植物の引越し。
怖くて鉢数なんて数えなかったけど、相当時間使ったなあ。
引越屋さんは基本的に植物の運搬に対する補償はしてくれません。
そりゃそうよ、リスクしかないんだから。
「葉が一枚傷ついてた!」とか言われてもねえ。
なにより、植物の梱包できる引越屋さんスタッフとか激レアでしょう。
自己責任で梱包していきます。少しくらい傷ついても、植物は復活してくれる。そこから人生を学ぶのだ。
# ボタニカルラウンジではちゃんと梱包しているけれど、自分の物なのでかなり荒くやっています。
# 店の場合は全くの別物で、しっかりしていることは忘れずにお願いします!ここはただの屋根裏部屋です!
1. 土留め
まずは土をとめます。「留め」か「止め」か・・・多分「留め」だろな。どちらにせよ、土がこぼれなければそれでいい。
ティッシュでギュギュッ!と土を押さえてマスキングテープ。今回はこれでいきます。
あー、その前に・・・。
「梱包前に土は乾かしておくこと!」
これ、特に今の時期(暑いとき)は大切です。
夏の水やり(夕方以降にやった方がいい)にも通じる話だけれど、土が濡れてると梱包したダンボールの中で鉢内が蒸れてサウナ化してしまう。
夏の水やりは気温が上がってる時に水をやると鉢の中が蒸れてサウナ。根が死ぬ。だから夕方以降にやらないと根が死ぬ。
何度でも言う。
「根が死ぬ。」
外出中も冷房つけっぱなしにしていれば別だけど、世界的にそんなことできるエネルギー事情じゃないよね、今。
ベストは開梱と同時に急いで水やりしなきゃいけない状態。
植物の種類とか鉢の大きさによってしまうんだけど、2週間くらい前から水やりタイミングは調整しておく必要がある。
2. 葉の保護
土留めをしたら、次は葉の保護のために周りに何かを巻いていきます。
紙でもいいし、画像のように巻きダンボールでもいい。
ちなみに今回はダイソーさんの巻きダンボール(120cm×30cm)を使用しましたが、全部で8本全て使い切りました。
考えたくない、どれだけ梱包したかは・・・。
残念ながら画像が多肉のガステリアくんで申し訳ないのだけれど、植物の葉は上に曲げる分には極端じゃない限り折れません。
下に向けるとすぐに折れます。
なので、こう、枝の下から上に向けて、上に向けてと巻いていきます。紙でも、ダンボールでも。
※次の画像の葉物を見てもらえると、上向きになってるのがお分かりいただけるかと
3.箱入れ
「さあ、お前たちは今から箱入り娘になるのだ。その名に恥じぬよう、綺麗なまま先方に行けよ!」
との願いを込めながら、箱に入れていきます。
箱に入れるのである。ギュウギュウと。牛魔王のように。箱入り娘のチチを。(ドラゴンボール大好き)
こんな感じで。
ポイントはギュウギュウに詰めて、ダンボールを縦に振っても抜けないようにすること。
今回は使ってないけど、丸めた新聞紙とか使うといい。隙間に紙を詰めるポイントは
「ハンバーガーではなくサンドイッチ」
上から紙を突っ込むハンバーガーのような重ね方は垂直方向への摩擦力が弱くなるので抜けます。
サンドイッチのように、横から紙をぎっしり詰めると段ボールと鉢(巻きダンボールとか)との接触面積が大きくなり、抵抗力が増す結果、垂直方向に抜けにくくなります。
4. 開梱
開梱はもう、勢いに任せてやるだけです。
ただ、生き物なので他のより先にやりましょう。
番外編だけれども、ボタニカルソイル・アレンジメントで植え込んだやつは楽。
横にしても、ほぼ逆さにしても問題ない。引越屋さんも嬉しいだろうよ、リスク低いのは。
こういう奴はエアパッキン(プチプチ)で瓶を包めば、それで終わりです。土留めの必要もない。
ただ、土があまりにもカラカラだと瓶との間の粘着がなくなるので、これもまた引越し前の水やりタイミングが難しいかも。
もっとアレンジメントが売れたら最適解を提案するから、みんな買ってね!