サンセベリア

サンセ?サンス?

初めに言っておこう。この記事は書き直しである。なぜか?
いつもね、前に書いた記事のフォーマットをコピーして新しいのを書いてるんだけど、この前書いたアロマティカスの時にこのサンセベリアの記事を上書きしてしまったのだ。
なので、前に書いたのは消えた。
まあ、アクセス数少なかったし、前の記事と違っても誰も気付かないだろうということで、また書く。気力を振り絞って。

さて、サンセベリア永遠の命題、「サンセベリア」と呼ぶか「サンスベリア」と呼ぶか。
「打ち上げ花火 下から見るか 横から見るか」的な語感でどうぞ。

自分はサンセベリア派です。だってさ、考えてみてよ。略す時に「サンセ」って言う人はいても、「サンス」って呼ぶ人、見たことなくない?
おそ松くんのイヤミじゃあるまいし。「ミーはサンスと呼ぶザンス」。

この略した時の呼び方論は説得力抜群で、当時の周囲の人達(観葉植物屋スタッフ)に「なるほど、確かにサンスと呼ぶ人はいない」と言わしめるものだった。
自信満々の俺。でもね、いたんです・・・。
ボタニカルソイル開発者であり、ボタニカルラウンジの社長がその人。

社長「あー、サンスも仕入れておくかー。」

うん、おったわ、とても身近に。
まあ、なんて呼ぼうとサン「セ」ベリアの素敵さは変わらない。前置きが長くなったのでうちにあるサンセベリアの画像でも。

サンセベリアと一言で言っても、世の中にはたくさんの品種のサンセベリアがいます。
うちにあるのは割と手に入りやすい品種。
サンセベリア・ローレンティ、サンセベリア・ハニー、サンセベリア・ロブスター、サンセベリア・バキュラリス、サンセベリア・ケニア。

育て方としては、
・基本的には水は月に一度、12〜2月は水やり不要。
・日当たりの良いところに置く(冬は窓際避けましょう)

というのが無難な方針。でも、無難なだけで生きはするけど、幸せじゃないとは思う。(人生のようだ)
冬場は水やり不要と言うのは言ってみれば都市伝説のような話で、気になる人は調べてみればいい。
都市伝説ではないのだけれど、1980年くらいの昔話が現代の住宅事情にアップデートされずに残っている感じ。
ボタニカルソイルで植え込んでいる我が家のサンセベリアには2週に一度くらいの頻度で冬も水やりしています。
結果、元気で子株も冬季に出てきている。

経験的には今の日本の気温だと、5〜9月は1〜2週に一度たっぷりと水やりした方が生育旺盛な気がする。
気がすると言うか、実験した結果なんだけど。
まあ、それぞれの家で環境も違うし、リスクを背負ってでもチャレンジしてみたい人は自己責任でやればいい。
月に一度でも枯れはしない、というのを押さえてもらえればいいかな。

サンセベリアとして欠かせないのは空気を綺麗にするという話。
観葉植物屋時代、結構年配の女性によく言われました。

「あ!これ!空気を綺麗にしてくれるのよねぇ〜。」

おそらく昔テレビで誰かが言ったんだろうな。
そして出展は多分この本。"Eco Friendly House Plants"、ウォルバートン博士の著作。
元々はNASAの研究で、宇宙ステーション内の空気浄化の方法を考えていて、植物に行きついたみたい。
これ自体は素晴らしい研究だと思う。

だが、「サンセベリア = 空気を綺麗にする」と無責任に言いふらしたのはどこのどいつだ。
もちろん、発信する側だけが悪いわけではない。
情報を受け取る側もそのまま受け取らず、自分で調べる世の中になるといいな。今はその手にある端末で簡単に調べられるんだから。
テレビやYouTubeなど、一方的な発信をそのまま受け取って、それが間違ってたら後で「騙された!」とか怒ってる人、いますよね。
今だとすぐに炎上してるけど、自分で調べない方が悪いんじゃないかと思ったり。

Anyhow,この本の和訳版は絶版となっており(買えるけど変に高いし)、原書を入手して空気清浄効果を自身でまとめたのが下表です。

サンセベリアくん、下から2番目にいます。でもね、決してサンセベリアくんが悪いわけではないのですよ。
「おー!この植物すごいなあ!」と素直に感動することはあっても、空気清浄を狙うなら空気清浄機を買った方がいいです。絶対に。
見た目もいい、性能もすごい、そんな過度な期待されたら植物がかわいそう。

見た目が良くて中身も素晴らしい人間、あなたの身の回りに簡単に見つかります? まず、いないでしょう。
え? 私がそう? いやいや、照れるじゃないですか。何を言ってるんですか。
あ、ボタニカルソイル、いります?良かったらそんなあなたにはタダであげますよ?

そんなこんなでサンセベリアの回でした。
サンセベリアの花言葉は「永久不滅」。
ボタニカルソイルも永久不滅で、これからもずっと皆様の近くにいられますように!

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